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あの夏が飽和する - Unknown Singer

あの夏が飽和する-Unknown Singer.mp3
[00:00.0]あの夏が飽和する。 - ましろ爻 [00:05.15]...
[00:00.0]あの夏が飽和する。 - ましろ爻
[00:05.15]词:カンザキイオリ
[00:08.24]曲:カンザキイオリ
[00:11.71]「昨日人を殺したんだ」
[00:14.53]君はそう言っていた
[00:17.22]梅雨時ずぶ濡れのまんま
[00:19.28]部屋の前で泣いていた
[00:22.62]夏が始まったばかりというのに
[00:25.34]君はひどく震えていた
[00:27.74]そんな話で始まる
[00:30.11]あの夏の日の記憶だ
[00:51.78]「殺したのは隣の席の
[00:54.39]いつも虐めてくるアイツ
[00:57.14]もう嫌になって 肩を突き飛ばして
[00:59.89]打ち所が悪かったんだ
[01:02.5]もうここには居られないと思うし
[01:05.25]どっか遠いとこで死んでくるよ」
[01:07.92]そんな君に僕は言った
[01:10.18]「それじゃ僕も連れてって」
[01:13.37]財布を持って ナイフを持って
[01:15.87]携帯ゲームもカバンに詰めて
[01:18.6]いらないものは全部壊していこう
[01:23.96]あの写真も あの日記も
[01:26.54]今となっちゃもういらないさ
[01:29.229996]人殺しとダメ人間の君と僕の旅だ
[01:40.06]そして僕らは逃げ出した
[01:42.44]この狭い狭いこの世界から
[01:45.4]家族もクラスの奴らも
[01:47.43]何もかも全部捨てて君と二人で
[01:50.72]遠い遠い誰もいない場所で
[01:53.36]二人で死のうよ
[01:55.44]もうこの世界に価値などないよ
[01:58.06]人殺しなんて
[01:59.270004]そこら中湧いてるじゃんか
[02:01.44]君は何も悪くないよ
[02:04.0]君は何も悪くないよ
[02:22.70999]結局僕ら誰にも
[02:24.82]愛されたことなどなかったんだ
[02:27.45]そんな嫌な共通点で
[02:29.85]僕らは簡単に信じあってきた
[02:33.3]君の手を握った時
[02:35.20999]微かな震えも既に無くなっていて
[02:38.68]誰にも縛られないで二人
[02:40.97]線路の上を歩いた
[02:44.0]金を盗んで 二人で逃げて
[02:46.59]どこにも行ける気がしたんだ
[02:49.19]今更怖いものは
[02:52.44]僕らにはなかったんだ
[02:54.7]額の汗も 落ちたメガネも
[02:57.31]「今となっちゃどうでもいいさ
[02:59.77]あぶれ者の小さな逃避行の旅だ」
[03:10.64]いつか夢見た優しくて
[03:13.0]誰にも好かれる主人公なら
[03:15.89]汚くなった僕たちも見捨てずに
[03:18.72]ちゃんと救ってくれるのかな?
[03:21.32]「そんな夢なら捨てたよ
[03:23.4]だって現実を見ろよ
[03:25.41]シアワセの四文字なんてなかった
[03:28.70999]今までの人生で
[03:30.39]思い知ったじゃないか
[03:32.06]自分は何も悪くねえと
[03:34.55]誰もがきっと思ってる」
[03:53.35]あてもなく彷徨う蝉の群れに
[03:55.95]水も無くなり揺れ出す視界に
[03:58.56]迫り狂う鬼たちの怒号に
[04:01.37]バカみたいにはしゃぎあい
[04:03.16]ふと君はナイフを取った
[04:05.21]「君が今までそばにいたから
[04:07.86]ここまでこれたんだ
[04:09.52]だからもういいよ もういいよ」
[04:12.06]「死ぬのは私一人でいいよ」
[04:24.05]そして君は首を切った
[04:26.38]まるで何かの映画のワンシーンだ
[04:29.32]白昼夢を見ている気がした
[04:31.85]気づけば僕は捕まって
[04:34.47]君がどこにも見つからなくって
[04:37.19]君だけがどこにもいなくって
[04:40.13]そして時は過ぎていった
[04:42.34]ただ暑い暑い日が過ぎてった
[04:45.2]家族もクラスの奴らもいるのに
[04:47.98]なぜか君だけはどこにもいない
[04:50.64]あの夏の日を思い出す
[04:52.9]僕は今も今でも歌ってる
[04:55.94]君をずっと探しているんだ
[04:58.53]君に言いたいことがあるんだ
[05:01.4]九月の終わりにくしゃみして
[05:03.76]六月の匂いを繰り返す
[05:06.46]君の笑顔は
[05:07.65]君の無邪気さは
[05:09.11]頭の中を飽和している
[05:12.03]誰も何も悪くないよ
[05:14.62]君は何も悪くはないから
[05:17.33]もういいよ
[05:18.4]投げ出してしまおう
[05:19.91]そう言って欲しかったのだろう?
[05:22.47]なあ?
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