Marks of Sin - 凋叶棕

[00:00.000] 作词 : 凋叶棕
[00:01.000] 作曲 : ZUN
[00:18.294] 編曲：RD-Sounds
[00:19.634]
[00:22.203] さてこれに無色の妖精（クラウンピース）
[00:25.045] 地獄の申し子の一匹は
[00:27.734] その小さな足を踏んで
[00:30.513] ぽつりぽつりと呟く
[00:33.235]
[00:33.356] そう、かねてより思うに
[00:35.912] 物足りないものがある
[00:38.633] 地獄の妖精にして
[00:41.317] その記号（シグネチャー）は何処に？
[00:44.051]
[00:46.476] ありとあらゆる罪人が
[00:49.489] この身産まれた故郷（ばしょ）に落ちて
[00:52.132] そして己が罪のその故にまた去ってゆく
[00:57.533]
[00:57.615] しかるにこの身には一欠けらの罪さえなく
[01:03.018] それがゆえにこの身は行くべきところも無い
[01:08.347]
[01:08.510] ただそこにあるだけではいけなかったのか、と。
[01:13.902] 或いはそれがたった一つの罪か
[01:19.796]
[01:19.962] さながら
[01:20.650] 己に立ち向かう　全てをなぎ倒す
[01:26.140] 怒りに震える姿を思い起こさせよう
[01:31.435]
[01:31.601] ——我（あたい）は知っているぞ！
[01:34.242] この業火にも似た色
[01:36.888] これこそいつか見た「Ira（ふんぬ）」というのだろう？！
[01:42.211]
[01:42.331] ああ、なんという罪の色彩をしている！
[01:47.778] ああ、これこそこの身にふさわしい——！
[01:53.782]
[02:09.292] そもこれが無垢の妖精（クラウンピース）
[02:12.173] 地獄の申し子の一匹が
[02:14.854] その小さな頭をふって
[02:17.578] ぽつりぽつりと呟く
[02:20.221]
[02:20.343] そう、己の産まれを
[02:22.675] 問い始めるその前に
[02:25.764] そのらしさを求める
[02:28.611] 一体何が為に？
[02:31.092]
[02:31.212] 何も知らないもの、
[02:33.899] 何かを身に纏うこと、が。
[02:36.578] 或いはそれが始めの罪であろうか？
[02:42.631]
[02:42.752] さながら
[02:43.405] 己の持たぬもの　全てを畏れ憎む
[02:48.780] 醜く歪んだ姿を思い起こさせよう
[02:54.065]
[02:54.185] ——我（あたい）は知っているぞ！
[02:56.910] この極寒に似た色
[02:59.675] これこそいつか見た「Invida（しっと）」というのだろう？！
[03:04.998]
[03:05.122] ああ、なんという罪の色彩をしている！
[03:10.437] ああ、これこそこの身に纏う色——！
[03:16.479]
[03:28.078] 穢れなき砂漠に
[03:33.526] 根付くなき「幻想」
[03:38.984] 無垢なるものの目が
[03:44.366] 明々と爛々と
[03:49.060]
[03:49.143] さあさあ
[03:49.835] 踊れよ非無色（ピエロ）
[03:52.113] 誰の意志にさえも抗え
[03:55.074]
[03:55.197] 歌えよ非無色（ピエロ）
[03:57.520] お前が世界の中心となって
[04:00.534]
[04:00.655] 笑えよ凶精（ピエロ）
[04:02.885] 幾つもの罪の成果に意味を与えよ！
[04:11.435]
[04:11.556] 己の望むもの　全てを叶えよう
[04:16.961] 遥か遠き「幻想」にさえ手を伸ばすように
[04:22.254]
[04:22.377] ——我（あたい）にはわかったぞ！
[04:25.098] この象形（かたち）の意味が
[04:27.867] これこそいつか見た「spervia（ごうまん）」というのだろう！？
[04:33.197]
[04:33.281] ああ、なんという罪に満ちた意匠か！
[04:38.619] ああ、これこそ求めた形よ——！
[04:43.947]
[04:44.069] ああ、これでいい、これがいい、と独り
[04:49.480] ただ、そっとほくそえむのである！