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あの夏が飽和する/那个夏日已然饱和 - 零诺レイノ

あの夏が飽和する/那个夏日已然饱和-零诺レイノ.mp3
[00:00.000] 作词 : 无 [00:01.000] 作曲 : 无 [00:05...
[00:00.000] 作词 : 无
[00:01.000] 作曲 : 无
[00:05.625]「昨日人を殺したんた」
[00:07.625]君はそう言っていた。
[00:10.622]梅雨時ずぶ濡れのまんま、
[00:12.621]部屋の前で泣いていた。
[00:15.871]夏が始まったばかりというのに、
[00:18.621]君はひどく震えていた。
[00:20.871]そんな話で始まる、
[00:23.121]あの夏の日の記憶だ。
[00:26.645]
[00:45.391]「殺したのは隣の席の、
[00:47.641]いつも虐めてくるアイツ。
[00:50.141]もう嫌になって、
[00:51.391]肩を突き飛ばして、
[00:53.391]打ち所が悪かったんだ。
[00:55.891]もうここには居られないと思うし、
[00:58.391]どっか遠いとこで死んでくるよ」
[01:01.387]そんな君に僕は言った。
[01:03.637]「それじゃ僕も連れてって」
[01:06.137]財布を持って、ナイフを持って、
[01:09.137]携带ゲームもカバンに詰めて、
[01:11.887]いらないものは全部壊していこう。
[01:17.137]あの写真も、あの日記も
[01:19.883]今となっちゃもういらないさ。
[01:22.633]人殺しとダメ人間の
[01:26.133]君と僕の旅だ。
[01:33.383]そして僕らは逃げ出した。
[01:35.633]この狭い狭いこの世界から。
[01:38.379]家族もクラスの奴も何もかも
[01:41.518]全部捨てて君と二人で。
[01:44.018]遠い遠い誰もいない場所で二人で死のうよ。
[01:48.767]もうこの世界に価値などないよ。
[01:51.267]人殺しなんてそころ中
[01:53.263]湧いてるじゃんか。
[01:54.763]君は何も悪くないよ。
[01:57.513]君は何も悪くないよ。
[02:00.264]
[02:16.010]結局僕ら誰にも愛されたことなどなかったんだ。
[02:20.760]そんな嫌な共通点で
[02:23.260]僕らは簡単に信じあってきた。
[02:26.760]君の手を握った時、
[02:28.759]微かな震えも既になくなっていて
[02:32.005]誰にも縛られないで二人
[02:34.506]線路の上を歩いた。
[02:37.256]金を盗んで、二人で逃げて、
[02:40.006]どこにも行ける気がしたんだ。
[02:42.506]今更怖いものは
[02:45.506]僕らにはなかったんだ。
[02:48.005]額の汗も、落ちたメガネも
[02:50.501]「今となっちゃどうでもいいさ。
[02:52.752]あぶれ者の小さな 逃避行の旅だ」
[03:04.002]いつか夢見た優しくて、
[03:06.002]誰にも好かれる主人公なら、
[03:09.248]汚くなった僕たちも見捨てずに
[03:11.998]ちゃんと救ってくれるのかな?
[03:14.748]「そんな夢なら捨てたよ。
[03:16.748]だって現実を見ろよ。
[03:18.248]シアワセの四文字なんてなかった、
[03:21.998]今までに人生で思い知ったじゃないか。
[03:24.998]自分は何も悪くねえと
[03:27.745]誰もがきっと思ってる」
[03:31.994]
[03:46.741]あてもなく彷徨う蝉の群れに、
[03:49.240]水も無くなり揺れ出す視界に、
[03:51.990]迫り狂う鬼たちの怒号に、
[03:54.490]バカみたいにはしゃぎあいふと君けナイフを取った。
[03:58.562]「君が今までそばにいたなら
[04:00.808]ここまでこれたんだ/
[04:02.808]だからもういいよ。/
[04:04.307]もういいよ」/
[04:05.307]「死ぬのは私一人でいいよ」
[04:13.307]
[04:17.711]そして君は首を切った。
[04:19.710]まるで何かの映画のワンシーンだ。
[04:22.710]白昼夢を見ている気がした。
[04:25.211]気づけば僕は捕まって。
[04:27.961]君がどこにも見っからなくって。
[04:30.711]君だけがどこにもいなくって。
[04:33.457]そして時は過きていった。
[04:35.707]ただ暑い暑い日が過ぎてった。
[04:38.207]家族もクラスの奴らもいるのに
[04:41.457]なぜか君だけはどこにもいない。
[04:43.957]あの夏の日を思い出す。
[04:45.957]僕は今も今でも歌ってる。
[04:48.957]君をずっと探しているんだ。
[04:51.953]君に言いたいことがあるんだ。
[04:54.703]九月の終わりにくしゃみして
[04:57.203]六月の匂いを繰り返す。
[04:59.703]君の笑顔は
[05:01.203]君の無邪気さは
[05:02.453]頭の中を飽和している。
[05:05.453]誰も何も悪くないよ。
[05:08.203]君は何も悪くはないから
[05:10.449]もういいよ。
[05:11.699]投げ出してしまおう。
[05:13.449]そう言って欲しかったのだろう? なあ?
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